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 あやまろ工房

『絵のない日記』〜そら猫通信

しのぶべき人もなき身はある時にあはれあはれと言いやおかまし  和泉式部

2017年03月07日

寄り道蕪村 花もあられも 弐

《寄り道蕪村 つづき

あれもこれもといろいろ頼んだ“日本一おかき処 播磨屋本店”のおかきが届いた。さっそくぱりぽり ━んんおいしい━ 食べながら蕪村の俳句を味わっていくことにする。

ネット動画「nc-kyoと愉快な仲間たち」で許平和さんとKaoriさんが、おいしいーとそれはそれはいい顔をして食べていたので、さっそく初めてコースの試供品を送ってもらって、それからもう2度目の注文とあいなった。
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これが試供品やで なんで関西風に訛るかや

さて、このあいだは許さんが番組の中で言い放っていた。

 頭悪いわ 健康やわ 長生きするわ  ひととして最低やで 手に負えん

ワッハッハッ異議なーし。
人はひとつぐらい病気があったほうが案外健康に過ごせるという話の流れだった。

病気を抱えているのも鬱陶しいものではあるが、かえってさまざまな方向へ感性が開くというのもたしかにあることだ。病神に取り憑かれたらどうにもしがたいものだが、せいぜい心懸けるべきは森羅万象に向かって謙虚になることと、明るく生きましょということだ。

許さんとKaoriさんの、アホ・バカ・ボケェ、死んだらええねんこんなんーと傍若無人の罵詈雑言がたまらなく好きでね。


そういえば吉田兼好さんは、友にするに悪き者のひとつに、健康な人を挙げていたなぁ。(「徒然草」第百十七段)


花の幕兼好をのぞく女あり

 兼好さんはけっこう女人のことをああたらこうたら書いている。時に女嫌い?と思わせるほどだがそういうわけでもないらしい。
化粧ばっちり薫香漂う女人からたわむれにちょっかいかけられたことをわざわざ書き残している。(第二百三十八段)
よろめかなかったよ、と自賛の中にいれているが、なかなかに艶な目に出くわしていらっしゃる。これは、兼好法師を色仕掛けでひっかけて話のタネにでもしようかと画策したおばちゃんの差し金だった。古今おばちゃんというのはえげつないものだ。


兼好は絹もいとわじ更衣
けんこうは きぬもいとわじ ころもがえ
 あじけない堅物ではなかったのは確かだと思う


兼好さんは、八歳のとき
「仏とはどんなものですか? どうやって人は仏になるのですか? 仏を教えた最初の仏はどんな仏でしたか?」
と、お父さんに問い続けたところ

父「空よりや降りけん。土よりや湧きけん」と言ひて笑ふ

   
子供の問いに窮まって、仏?天から降ったか地から湧いてきたか、といって笑ったお父様であるが、真理に行き着いてません?  「徒然草」最終の第二百四十三段。


歩き歩き物おもふ春のゆくへかな



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播磨屋本店さんのおまけ 大観の「翡翠」 カワセミだよ



<寄り道蕪村> 続く...





posted by そら猫@あやまろ工房 at 20:28| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読む | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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