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 あやまろ工房

『絵のない日記』〜そら猫通信

しのぶべき人もなき身はある時にあはれあはれと言いやおかまし  和泉式部

2017年07月24日

べらんだ日和 ちび若丸は巣立っていったよ

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5月29日 🎂


ベランダで5月29日に卵から孵った鳩のちび若丸が、巣立っていった。

7月の1日に初めて外界に飛び出して、それからは出掛けては少しずつ外で時間を過ごし、夜はここへ戻る、という時間割になり、11日の夕方に立ち寄って、それ以降姿を見せなくなった。


2日の朝ベランダが静まり返ってちび若の姿がなく、振り返ったら巣の小春があわてて居住まいをただした。
胸の下から小さな嘴が見えて、生まれたのかい!と驚くと、上手に体の下に二羽の雛を隠した。

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こんにちは ひなちゃん 🎂 🎂

ちび若にとっては弟妹誕生で、その朝に、自分はもうここには居られないと家を出たのか、なんという見事なけじめのつけ方をするんだ、とベランダ掃除をしながら涙がにじんで仕方がなかった。
私にもまだ涙が残っていたんだ、なぜ泣けるんだ?などと思いながら。。。

 そしたら、その日は午後になって、源次郎父さんと一緒に帰ってきた!

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まん丸な目をして ちび(左) 父(右)


雛が生まれたことで、雛の日中の世話、巣立ち準備のちび若の教育と給餌は源次郎父さんが一手に引き受けていた。まさにMVP(Most Valuable Pigeon=鳩)である。

母親の小春はもう雛を守ることで頭がいっぱい、ちび若には見向きもしないどころか、ついには睨みつけてあげく攻撃して追い詰めたのを、源次郎が中に割って入って止めるという有様だった。
子を守る母性というのは凄いものだが、逆から見ると凄まじい排他性もあるものだと怖くなった。

両親が珍しく二羽並んでいたので
「ちび若を一人前にして送り出してから新しく卵を産むのが筋ってもんだろうに
君達が前後の見境もなくまた子供産んじまうから
ちびの教育も給餌もこんなにバタバタしてしまったんじゃないか
兄弟がいればお互いに支え合ったりもできようけれど ちびにはそれもできない 
中途半端に放り出されるちび若がかわいそうだろうに!」
と思わず説教をした。
親鳩の反応は
「・・・・・・? ? 」 豆鉄砲くらった顔


それでもって、源次郎が頭から音符を🎶いっぱい出しながら
樽プランターの土をつついては座り込むと、ご機嫌でグゥグゥ鳴くもんだから、それが『アタラシイ巣〜』と聞こえて
「三度目はダメだぞぉ!」
といったら、
『エ〜ッ
顔を上げてびっくりしていた。


いや、でも源次郎父さんはよくやっていたよ。
外へ飛んで行ったもののまだ不慣れだろうと何度か、夕方ちび若を迎えに行って連れて帰ってきたし、大きくなった翼でパカンパカン叩かれながら、ごはんもあげていたしね。

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ちびは戻ってくるとこんなふうに休んでいた。疲れちゃったかな。見るもの聴くものいっぱいで、すべてが大冒険なんだろうね。いかにも疲れきったというふうに、げっそりした顔でたどり着いたこともあった。
でも、ひとりでちゃんとここへ帰ってきたんだ。


それと、なにせ小春おっかさんにとっては完全にもういない子になっていて、歯牙にもひっかけられないという扱いを受けてションボリしている姿は、まだ黄色い幼綿羽が頭上や胸まわりに残っている半人前なのになあと、いとおしくてならなかった。

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邪険にされても、それでも近くに寄って休もうとしていたのは、親と慕えばこそなのだろうか。

実質面倒みているのは片親だけで、ごはん、足りないんじゃないか? 

私の手の調子は非常に悪く、小さな器に入ったものなど取りこぼすことがよくある。たとえばベランダの片隅に米粒などを。
ちび若は啄ばむことが出来るようになっていたので、コンコンと規則正しく拾ってはお片づけの手伝いをしてくれた。
腹が減っては戦は出来ぬ、空は飛べぬ。なあ、ちび。


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巣立っていったちび若丸



**********


ちびが姿を見せなくなって、これで巣立ったんだなと思うと寂しくてならない。画像を見るとめそめそしてしまう。未練であると自嘲しても、さびしいんだもん。かわいかったんだもん。

気分転換に、かねてから気になっていた『鳩三郎』をスカウトしに、鎌倉へ行ってきた。

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鳩サブレーの豊島屋の、本店でしか手に入らない『鳩三郎』


鳩サブレーと鳩三郎
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まあ、ぜったい間違えてかじりつくヤツはおるだろう。





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御朱印をいただいて、舞殿から本宮にむけておまいりした。
ちび若丸が無事に大きく育ちますように うちに縁が生じた鳩がみんな無事でありますように
御祭神は応神天皇 比売神 神功皇后である。

神様:ちび若丸とはたれをいうか
八幡様の使い鳩:鳩の子にございます

神様もびっくりされたであろうが、八幡様の鳩の誼でなにとぞよろしくおねがいいたします。




*****父子鳩*****



ベランダの隅にあった長い小枝30cmくらいあるのを、ちびがくわえて引きずりながら、卵を抱いている父さんのところへもっていった
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えっ これ? あー えーっと 受け取った父さん 座ったままなんとか折って体の下に入れると巣材の追加になった
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お手伝いしたな いい子だ
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ちび若丸はわらったよ





posted by そら猫@あやまろ工房 at 00:45| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花鳥風月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

べらんだ日和 父子鳩

うちのベランダで5月29日に生まれた鳩の、名づけてちび若丸が、初めてベランダから外界に飛び出した。


このところめだか水槽の縁から縁へ、連続移動、着地瞬間右ひねり反転飛行、おっと力及ばずお腹から水面にパシャン、など。練習していた。
手すりまで上がると、これから出てゆく世界をあちこち眺めていた。


3時ころそれまで抱卵していた父さんが、隣の手すりの方へ行くとチビがついて行った。
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並んだと思ったら父さんは飛んでいってしまった。
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ん? どこへ行った?


このあいだも手すりで並んだ。
でも父さんが『クッ』といって振り向くと、ちびはくるりと向きを変えてベランダの床に下りちゃったのだった。


トコトコトコ慣れた場所へ戻ろう。
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でも何事にも時がある きょうは。。。

泣こかい 飛ぼかい 泣こよっか ひっ飛べ!

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飛んだ 上にあがっていった

戻って来ると、続けて二度三度と飛んで上の階のベランダへと冒険したようだ。

父さんが戻ってきて離れた場所にいたので“飛んで”傍へ行ったよ。0701tobu4_2017.jpg


父さんは南のほうへ飛んで行った。
ついて行ってみたかったけど、ちび若としては今日はもう大冒険で疲れた。
胸をはって手すりを歩いて戻ってきた。途中右足を踏み外して、オットット バタバタバタ
おい・・・


ちび若丸の凱旋
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まだ幼綿羽がふわふわ残っているし、鳴き声はピーピー雛のままだし
外には危険がいっぱいで心配してしまうが、父さんがちゃんと見ていてくれる
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posted by そら猫@あやまろ工房 at 23:50| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 花鳥風月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする